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500万円浮き貸し 職員懲戒解雇 おかやま信金、年内にも刑事告発

不祥事を受け、記者会見したおかやま信用金庫=岡山経済金融記者クラブ
不祥事を受け、記者会見したおかやま信用金庫=岡山経済金融記者クラブ
 おかやま信用金庫(岡山市北区柳町)は9日、元総務部係長の40代男性が、顧客から現金を借りるなどして計500万円を知人女性に貸し付ける「浮き貸し」と呼ばれる不正を行ったと発表した。金融機関の職員による浮き貸しは出資法で禁止されており、同信金は11月27日付で男性を懲戒解雇。年内にも刑事告発する。

 同信金によると、男性は10月31日、以前勤めていた岡山市内の支店の個人客に知人女性を紹介し、200万円の貸し付けを仲介。11月3日には市内の別の支店勤務で知り合った個人客から300万円を借り、この女性に貸したという。いずれも業務時間外に顧客とやりとりし、借入金は未返済。300万円については返済期限を来年1月5日とする借用書を顧客に手渡していた。

 11月5日に2人とは別の個人客から同信金に「女性への貸し付けを男性から頼まれた」と連絡があり、不正が発覚した。男性は「女性が元夫の借金で困っていて同情した」と説明。違法性の認識はなかったという。

 梶原武専務理事は「お客さまに迷惑を掛け、誠に申し訳ない。コンプライアンス研修を徹底し、再発防止に努める」と話している。

(2020年12月09日 20時37分 更新)

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