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美作地域の活性化話し合う 真庭でみま咲く未来フォーラム

美作地域の活性化に向けて話し合う若手パネリスト
美作地域の活性化に向けて話し合う若手パネリスト
 美作地域の活性化に向けた「みま咲く未来フォーラム2020in真庭」(岡山県美作県民局主催、真庭市共催、山陽新聞社主管)が5日、真庭市勝山の勝山文化センターで開かれた。地域で活躍する若手と産学官の代表らがそれぞれの立場から、若者や女性が住み続けたい地域づくりと、若者らの情熱や挑戦を支える地域の在り方を話し合った。

 同県民局と同社が昨年度から取り組む「みま咲く未来プロジェクト」の一環で、昨年11月のシンポジウムに続く第2弾。2部構成で、1部は、活性化に取り組む地域サークル代表の高校生や神奈川県から移住した画家、Uターンで家業を継いだ経営者ら5人が登壇した。

 日々の取り組みで感じている課題として「交通アクセスが悪く、自動車がないと活動の幅が狭まってしまう」「学校や家族以外のつながりが少ない」などを挙げた。将来の展望では「外の地域とつなぐ窓のような存在になりたい」「若者同士が緩やかにつながることで新しいものを生み出していきたい」といった思いを披露した。

 2部は太田昇・真庭市長、松岡裕司・津山信用金庫理事長、久常宏栄・津山東高主幹教諭ら5人が、1部で出た意見を踏まえ、意欲的な若者を育て、活動を後押しする方策などを議論。

 出席者からは「若者と年長者が上下関係のない立場で自由に意見交換できる環境づくりが欠かせない」「挑戦に対して経済的な支援をしていきたい」「社会的な活動に加わる機会を増やし、地域への愛着を育むことが大切」といった意見が出た。約200人が聴いた。

 終了後は、真庭市の地域産品の紹介を兼ねた「やまびこ大交流会」が行われた。

(2020年12月05日 21時28分 更新)

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