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新見市長選、戎氏が初当選 池田氏の再選阻む

初当選を果たし、支持者と万歳する戎氏(中央)
初当選を果たし、支持者と万歳する戎氏(中央)
 任期満了に伴う新見市長選は29日投票され、即日開票の結果、新人で元副市長の戎斉氏(64)が、現職で再選を目指した池田一二三氏(67)、新人で地域紙発行人の仲田芳人氏(66)との無所属3人による三つどもえの争いを制し、初当選した。

 当選の知らせを受けた戎氏は「市民が将来に向かって夢と希望を持ち、生きがいを感じる新見をつくる。災害復旧を早急に進め、人口減少対策も全庁を挙げ取り組む」と抱負を語った。

 4年前の前回市長選で池田氏との一騎打ちに敗れた戎氏は、今年7月に立候補を表明した。収益の高い地場産業の育成や地域の実情に合った公共交通の再整備、豊富な行政経験に基づく決断・実行力とスピード感のある市政への刷新を訴えて支持を広げ、雪辱を果たした。

 池田氏は子育て支援策の充実など1期4年の実績を強調し、市民との協働によるまちづくりなどを掲げて続投を呼び掛けたが、及ばなかった。仲田氏はコミュニティーの再構築を中心に主張したものの、広がりを欠いた。

 旧市時代を含めて26年ぶりの三つどもえになった選挙戦は、池田市政の評価をはじめ、人口減少に対応した持続可能な地域づくり、相次いだ豪雨災害からの復旧・復興策、新型コロナウイルス感染症で打撃を受けた地域経済の活性化などを巡って論戦が繰り広げられた。新型コロナの感染防止のため、各候補とも大規模集会や握手を控えるなど運動を制約しながらの戦いとなった。

 投票率は73・37%(男73・31%、女73・43%)で、過去最低だった前回(72・14%)を1・23ポイント上回った。当日有権者数は2万4698人(男1万1680人、女1万3018人)。

 戎 斉氏(えびす・ひとし)建設会社勤務を経て1991年に新見市役所入り。建設部長、議会事務局長を務めた。前市長の急逝による前回市長選に副市長を辞職して挑み落選した。日本大卒。豊永宇山。

◇開票結果◇
=選管最終=

当8814 戎 斉   64 無新(1)
 7477 池田 一二三67 無現(1)
 1742 仲田 芳人 66 無新

(2020年11月29日 23時07分 更新)

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