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移動困難な高齢者らを避難所へ 豪雨被災の真備で訓練

真備総仮設団地の集会所に避難する要配慮者ら
真備総仮設団地の集会所に避難する要配慮者ら
 災害時に自力での移動が難しい高齢者や障害者らを避難所まで導く訓練が23日、西日本豪雨で被災した倉敷市真備町地区の仮設住宅などであり、地域住民らが手順を確認した。

 豪雨で犠牲となった同町地区の51人(災害関連死を除く)のうち、高齢者が9割を占めた。要配慮者の避難支援に向け、地元の福祉・医療機関でつくる真備連絡会などが9月に続いて企画。震度6弱の地震が発生したとの想定で実施した。

 避難先などを事前に決めておく「要配慮者版マイ・タイムライン」に沿い、寝たきりや車いす利用を含む計17人が福祉事業者の力を借り、移動用の車に乗り込んだ。真備総仮設団地(同町箭田)、箭田小(同所)までに要した時間はおおむね30~45分だった。

 同小には地域住民約140人も集まり、新型コロナウイルスの感染予防に向けた検温や消毒を済ませた後、マイ・タイムラインの作成や段ボールトイレの作り方を学んだ。

 参加した女性(79)=同市=は「独居なので災害時に手助けがあると安心」と笑顔を見せた。真備連絡会の津田由起子さんは「前回より連携がスムーズだった。今後もマイ・タイムライン作りの輪を広げたい」と話した。 

(2020年11月23日 20時24分 更新)

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