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いよいよ、あと1カ月でクリスマ…

 いよいよ、あと1カ月でクリスマス。子どもたちは気をもんでいることだろう。コロナ禍の真っただ中でもサンタクロースは来てくれるだろうか、と▼グリーンランド国際サンタクロース協会の公認サンタ、パラダイス山元さん(58)の答えは「もちろん行きます」。厳しい認定試験を経て20年余り、世界に散らばる約120人の仲間と使命を背負ってきた人である▼経験豊富な皆さんにとっても初めてずくめの年だったという。コペンハーゲンに全員集結する毎夏の会議は中止に。いつもイブに先駆けて訪ねる小児病院や児童福祉施設の子らとはオンラインで交流した▼それでも、山元さんは新型ウイルスの流行を前向きに捉えている。家族が、友達が、人同士が思いやりの心を贈り合って互いを慈しむ。そんなクリスマスの本質が、イベントやパーティーが減るだろう状況下で際立つかもしれない▼山元さんいわく公認サンタは長老サンタの補佐役で、さらにその務めを手伝うのは家庭や地域の大人たち。サンタクロースの正体は、世代から世代へと受け継がれるたっぷりの愛情だ▼ちなみに、張り切って高価な玩具をプレゼントしがちな日本の風習は「いかがなものか」と協会内で議論が白熱するほど国際的には異例なのだとか。大人サンタの一人として悩む。今年はどんな手で笑顔を誘おうか。

(2020年11月23日 08時00分 更新)

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