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里見香奈、最多11度目栄冠 倉敷藤花戦、中井女流六段を破る

通算11度目の戴冠を果たし、伊東香織倉敷市長から大山名人杯を受け取る里見倉敷藤花(右)=倉敷市芸文館
通算11度目の戴冠を果たし、伊東香織倉敷市長から大山名人杯を受け取る里見倉敷藤花(右)=倉敷市芸文館
 女性将棋の公式タイトル戦「第28期大山名人杯倉敷藤花戦」(日本将棋連盟、倉敷市、同市文化振興財団、山陽新聞社主催)3番勝負の第2局が21日、同市中央の市芸文館で指され、里見香奈倉敷藤花(28)=清麗、女流名人、女流王位=が92手で挑戦者の中井広恵女流六段(51)を破り防衛。過去最多となる通算11度目の栄冠を手にした。

 6連覇を目指す里見倉敷藤花と、17期ぶりの復位を狙う中井六段の3番勝負。里見倉敷藤花が先勝して迎えた第2局は、同館藤花荘で午前10時に始まった。

 第1局と同じく中井六段が居飛車、里見倉敷藤花が中飛車の対抗形を選択。中井六段が序盤で銀を繰り出し、早々に駒がぶつかる急戦策などで先攻するも、中盤に里見倉敷藤花が鋭く切り返して一気に優勢を築き、そのまま押し切った。

 持ち時間各2時間を里見倉敷藤花は16分残し、中井六段は使い切った。

 今期は新型コロナウイルスの感染防止対策として恒例の公開対局は行わず、終日非公開で実施。菅井竜也八段(岡山市)が村田智穂女流二段を聞き手に同館ホールで大盤解説を行い、将棋ファンら約200人が緊張感漂う攻防を見守った。

 里見倉敷藤花の話 中井六段に積極的な攻めを見せられたが、自分の力を出しやすい展開にできた。初タイトルの倉敷藤花位を長く防衛できてうれしい。今後はどんな局面になっても勝ち切れるよう努力する。

 中井女流六段の話 久しぶりにタイトル戦の舞台に立てたことをうれしく思う。序盤から攻めたけれど、結果的にうまくいかなかった。できればもう少し接戦に持ち込み、里見さんに冷や汗をかかせたかった。

(2020年11月21日 20時01分 更新)

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