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「公共冷蔵庫」岡山で運用スタート コロナ禍の生活を24時間支援

国内での本格的な取り組みは初となる岡山の「コミュニティフリッジ」
国内での本格的な取り組みは初となる岡山の「コミュニティフリッジ」
運用が始まった「北長瀬コミュニティフリッジ」
運用が始まった「北長瀬コミュニティフリッジ」
 個人や企業が寄付した食料品や日用品を、必要とする人がいつでも無料で受け取れる「コミュニティフリッジ(公共冷蔵庫)」が、複合商業施設・ブランチ岡山北長瀬(岡山市北区北長瀬表町)に開設され、20日、正式運用が始まった。新型コロナウイルスの影響などで困窮している親子や学生を支援しようと、岡山市の民間団体が企画した。国内での本格的な取り組みは初という。

 まちづくりの一般社団法人・北長瀬エリアマネジメントの事業。「北長瀬コミュニティフリッジ」と名付け、同施設の立体駐車場近くにある倉庫に冷蔵庫・冷凍庫各1台と棚を設置した。活動に賛同するスーパーや企業、飲食店、個人から寄付される生鮮品、冷凍食品、カップ麺、菓子、洗剤、トイレットペーパーなどを置く。倉庫は無人運用としており、物資を必要とする人は24時間いつでも人目を気にせず受け取れる。

 経済的に苦しい状況にある子育て家庭や学生らが支援対象で、利用は登録制。県内のNPO法人などでつくる「おかやま親子応援プロジェクト」が、岡山市などと連携し配信しているメールマガジンを通じて既に約200世帯が申し込んでいる。

 20日は現地でオープニングセレモニーが開かれた。北長瀬エリアマネジメントの石原達也代表理事は「コロナ禍で困難を抱えている人たちを、お互いさまの気持ちで支えていきたい」、来賓の大森雅夫岡山市長は「岡山から日本各地にこの取り組みが広がっていくと期待している」と話した。

 個人での物資の寄付は、同施設内の交流スペース・ハッシュタグに持ち込むか、インターネットで。いずれも北長瀬コミュニティフリッジの公式サイトで受け付けている。

(2020年11月20日 19時49分 更新)

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