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入所者虐待 勝央の特養に行政処分 岡山県、新規受け入れ1年間停止

特別養護老人ホーム・南光荘の処分を発表する県の担当者
特別養護老人ホーム・南光荘の処分を発表する県の担当者
 岡山県は17日、同県勝央町美野の特別養護老人ホーム・南光荘で入所者の身体を拘束するなどの虐待行為があったとして、同施設に対し、介護保険法に基づいて新規利用の受け入れを来年1月から1年間停止する行政処分を出したと発表した。

 県によると、職員の約半数に当たる22人が60~90代の入所者13人に対し、今年3月までの少なくとも1年以上、おむつを外すといった行為を防ぐためとして、入所者と家族への説明や同意がないまま腹部をズボンのひもで縛る行為を繰り返していたという。関与したとされる職員の一部は退職している。

 県は介護保険法が定める人格尊重義務違反に当たると判断。町から受け取る介護報酬についても最低3カ月間、記録不備に伴う減額措置を取るよう指導した。

 3月、町に匿名の通報があり発覚。県が6~10月に監査を行った。施設を運営する社会福祉法人勝明福祉会の渡辺吉幸理事長は「指導、監督不足の責任を感じている。職員一同で改善に努めたい」と話している。

(2020年11月17日 12時36分 更新)

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