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絶滅危惧種 県内35年ぶり確認 守安さんがコバネアオイトトンボ

大きく丸い目、明るい金緑色の体が特徴のコバネアオイトトンボ=10月18日、守安さん撮影
大きく丸い目、明るい金緑色の体が特徴のコバネアオイトトンボ=10月18日、守安さん撮影
守安敦さん
守安敦さん
 環境省のレッドリストで絶滅の恐れがある「絶滅危惧IB類」に分類されている中型のトンボ・コバネアオイトトンボを、倉敷市の守安敦さん(63)が津山市西部で確認した。岡山県自然環境課によると、県内では1985年以降、生息の報告例がなく、35年ぶり。

 コバネアオイトトンボは体長4センチ前後で、大きく丸い目、小さな羽、金緑色の胸部が特徴。本州、四国、九州など全国に分布するが、生息地は水質の良い池や沼に限られるため各地で激減している。岡山県内では85年に新見市で採集されたのを最後に確認されておらず、絶滅した可能性もあるとみられていた。

 守安さんは元中学校理科教諭。日本トンボ学会に所属し、県のレッドデータブック作成にも携わっている。今春、津山市西部を訪れた際、昔ながらの環境が保たれていることから生息地の可能性があると推測し、繁殖期の10月に再訪して飛んでいる3匹を確認した。

 守安さんは「絶滅しておらずうれしい。これからもコバネアオイトトンボがすみ続けられる環境を守りたい」としている。

(2020年11月14日 18時43分 更新)

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