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ランチ代わりに「きび団子」を 5社協業で新商品、腹持ち良く

ランチ代わりにつまめるようにと開発したきび団子
ランチ代わりにつまめるようにと開発したきび団子
新商品の発売に向けて話し合う土産物業5社の代表
新商品の発売に向けて話し合う土産物業5社の代表
 新型コロナウイルスで打撃を受けている岡山県内の土産物業5社が、きび団子の新商品を作った。土産用ではなく、「ランチ代わりにつまめる」というコンセプト。満腹感が得られるように製法を工夫した。「ももたろうのおひるごはん」の商品名で12月8日から、県内のスーパーやドラッグストアなどで販売する。

 タッグを組むのは、きび団子を製造する広栄堂武田、中山昇陽堂、山脇山月堂と、土産用菓子製造販売などの小倉産業、果実工房(いずれも岡山市)。新商品はおからやクルミ、腹持ちを良くするでんぷんを加え、甘さも従来品より控えめに。原料の配合を変えて、かみ応えを出した。

 土産物としての需要が多いきび団子は、新型コロナの影響で一時は売り上げが前年の1割ほどに落ち込んだ。4月に開かれた在庫品の処分販売イベントをきっかけに、新たな販路を見いだそうと話し合いをスタート。各社の代表が月1回ペースで集まり、在宅勤務中の人に昼食代わりに気軽に食べてほしい、というコンセプトを固めた。

 商品開発に当たっては、それぞれが自社商品の作り方を紹介し、製法についてのアイデアを出し合った。県内にきび団子メーカーは多数あるが、ここまで踏み込んだ情報交換はしていなかったという。

 広栄堂武田の武田宏一専務は「じっとしていても状況は良くならないと思った。海外向け商品の製法を生かし、時間がたってもおいしく味わえるように仕上げた」。中山昇陽堂の中山賢太郎社長は「1社で新しいものを作っても広がりは少ない。同業者で協力することでより強くアピールしていきたい」と話している。

(2020年11月13日 20時29分 更新)

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