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高梁・城南高生徒が樹名板設置 手作りし備中松山城登山道の木に

城南高環境科学科の生徒が県産のアカマツで手作りした樹名板
城南高環境科学科の生徒が県産のアカマツで手作りした樹名板
備中松山城の登山道の樹木に、樹名板を取り付ける生徒
備中松山城の登山道の樹木に、樹名板を取り付ける生徒
 城南高(高梁市原田北町)環境科学科の3年生4人が、備中松山城(内山下)の登山道に茂るケヤキやカセなど10種類の樹木に手作りの樹名板を取り付けた。秋の行楽シーズンに合わせ、植物の宝庫でもある一帯をPRする狙いで、生徒たちは「登城ついでに豊かな自然も楽しんでほしい」と呼び掛けている。

 樹名板は縦25センチ、横30センチ。耐水性があり、丈夫で腐食しにくい県産のアカマツを材料に用い、「ケヤキ ニレ科」「イロハモミジ カエデ科」など木の名前と分類を彫った。文字は白色のペンキで塗り、余白部分の年輪が浮き出るようニスで仕上げている。

 従来の樹名板は金属製で腐食が進み、一部は脱落していた。環境保全活動を通じて観光振興に協力しようと、6月から製作に着手。臥牛山に10回以上登って幹や葉の形状から木の種類を特定した。8月には真庭市の製材業者で木の性質を学び、材料を選んだ。

 取り付け作業は9日に行い、生徒3人と教員1人が参加。既存の樹名板を取り外し、計11枚を臥牛山中腹の「ふいご峠駐車場」から天守に至る登山道約700メートル区間の木にチェーンと針金で縛り付けた。

 女子生徒(17)は「アカマツの木は堅く文字を彫る時の力加減が難しかったけれど、一枚一枚丁寧に作った。樹名板が植物に興味を持つきっかけになればうれしい」と話している。

(2020年11月11日 18時03分 更新)

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