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コロナ差別、家庭で話し合って 県教委が啓発リーフレット作製

新型コロナ差別の防止を呼び掛けるリーフレット
新型コロナ差別の防止を呼び掛けるリーフレット
 岡山県教委は、新型コロナウイルスに関連する差別や偏見を防ごうと、家庭向けの啓発リーフレットを作製した。「誰でもかかる可能性がある」と、感染者を責めないよう訴えている。

 リーフレットでは、感染者や家族らを傷つける行為は絶対に許されないと強調。差別はウイルスに対する不安や排除したいという気持ちが要因になっていると説明し、偏見が広がれば「自分自身の感染を疑った人がそれを隠すようになり、結果として感染症の拡大につながる」と警鐘を鳴らしている。

 約15万7千部を作製。県内の公立小中高校や幼稚園を通じて各家庭に配布した。

 県教委人権教育課は「子どもたちが差別の被害者にも加害者にもならないよう、家庭でしっかり話し合ってほしい」としている。

(2020年11月07日 19時00分 更新)

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