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岡山ロケ敢行、CF呼び掛け 岡山市出身 長谷川さんら映画製作

瀬戸内海を舞台に3姉妹の物語を描いた映画「とおいらいめい」(Photo by komorebi film/mina)
瀬戸内海を舞台に3姉妹の物語を描いた映画「とおいらいめい」(Photo by komorebi film/mina)
長谷川朋史
長谷川朋史
 岡山市出身の劇作家長谷川朋史(53)=東京都=らによる自主映画製作チームが、過去の舞台作品「とおいらいめい」の映画化を進めている。瀬戸内海の町で、すれ違ってきた3姉妹が次第に心を通わせていく物語。岡山ロケを敢行し、インターネットを通じて製作資金を募るクラウドファンディング(CF)への協力も呼び掛けている。

 長谷川と、「カメラを止めるな!」で注目された女優しゅはまはるみ、個性派俳優の藤田健彦らで結成した「ルネシネマ」による第2弾。長谷川が書き下ろし、2004年に東京で上演された舞台が原作だ。

 彗星(すいせい)の衝突により人類の滅亡が数カ月後に迫った世界。長い間別々に暮らしていた3姉妹が、父の死をきっかけに故郷の瀬戸内で共同生活を送ることになる。最期の時が近づく中、ばらばらだった姉妹はぶつかりながらも、ゆっくりと家族になっていく―。

 舞台「鬼滅の刃」で主人公の妹役を演じた17歳の高石あかりら新進の女優3人が出演。しゅはまらベテラン勢が脇を固める。岡山ロケは今春からコロナ禍による中断を挟みつつ、瀬戸内市牛窓町、玉野市の渋川海岸などで行った。

 世界の終わりとは裏腹に、物語は美しい海辺や波の音に包まれて進む。撮影開始後、ロケ地の雰囲気や協力してくれた人々の人柄に引かれ、岡山のシーンを増やしたという。「瀬戸内の穏やかな風景に囲まれて過ごすことで、打ち解けていく姉妹の関係を描けた」と、撮影担当の長谷川は明かす。

 昨年公開の第1弾「かぞくあわせ」に続き、ファミリーを題材にする。「一番身近な存在を見つめ直すことは今の時代だからこそ大事。『家族は素晴らしい』と思う気持ちを届けたい」

 CFは220万円を目標に、12月8日まで受け付けている。支援額に応じ、完成試写会への招待券やサイン入り写真集、作品を収録したDVDなどを贈る。

 来春以降に公開予定。CFは専用サイト(https://motion-gallery.net/projects/tooiraimei)。

(2020年10月31日 09時42分 更新)

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