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倉敷工・福島投手が中日4位指名 「一流選手へ一歩一歩」

中日から4位指名を受け、笑顔で撮影に応じる福島章太。左は母明子さん、右は父一生さん=倉敷工高
中日から4位指名を受け、笑顔で撮影に応じる福島章太。左は母明子さん、右は父一生さん=倉敷工高
 プロ野球のドラフト会議が26日、東京都内で開かれ、近大の佐藤輝明内野手は阪神、早大の早川隆久投手は楽天が、ともに1位指名で4球団競合の末に、抽選で交渉権を獲得した。佐藤にはオリックス、阪神、ソフトバンク、巨人、早川にはヤクルト、楽天、西武、ロッテの指名が重複した。郷土勢は、中日から2選手が指名され、倉敷工高の福島章太投手が4位、JFE西日本の三好大倫外野手(香川・三本松高出)が6位だった。

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 最速147キロの剛球で道を切り開いた。中日から4位指名を受けた倉敷工高の左腕福島は「プロは幼い頃からぶれなかった夢。一流選手になるために一歩一歩踏みしめていく」と宣言した。

 176センチ、88キロの堂々たる体格。持ち味は球質の重いストレートと「どんなバッターからも逃げずに向かっていくスタイル」と自認する。高校入学後、投手出身の高田監督に見いだされ野手から転向し、その才能は開花。当初120キロ台中盤だった球速は年を追うごとに上がり。プロに注目される存在になった。

 詰め襟姿の18歳は会見で何度も「感謝」の言葉を口にした。昨秋に左肘を手術するなど故障にも悩まされた3年間。高校ラストイヤーはコロナ禍で目標の全国舞台も消えた。甲子園経験がなくても「ハレの日」を迎えられたのは両親やチームメート、地元備前市の同級生らの支えがあったからだ。岡山屈指の古豪から直接プロ入りするのは実に45年ぶり。「恩返しするために、技術的にも人としても成長し、少しでも早く一軍の舞台に立ちたい」

 中日では世代ナンバーワン投手といわれる1位指名の高橋(中京大中京高)らと競い合う。「卒業までに150キロ」。高田監督との約束を果たし、勝負の世界に乗り込む。

(2020年10月26日 22時51分 更新)

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