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孔子の遺徳たたえ「釈菜」 備前・旧閑谷学校で伝統儀式

孔子像の前で漢詩を読み上げる祭官
孔子像の前で漢詩を読み上げる祭官
 今年で創学350年を迎えた国特別史跡・旧閑谷学校(備前市閑谷)で24日、儒学の祖・孔子の遺徳をたたえる儀式「釈菜(せきさい)」(旧閑谷学校顕彰保存会主催)が開かれた。

 孔子像を祭る聖廟(せいびょう)での「大成殿の儀」には約70人が参列。旧閑谷学校の流れをくむ和気閑谷高(和気町尺所)の教職員13人が350年の節目を記念して用意された羽織はかまを着用し祭官を務めた。吉備楽の音色が響く中、同高の藤岡隆幸校長らが香をたき、クリや鶏肉などの供え物をささげ、孔子をたたえる漢詩を読み上げた。

 国宝の講堂では、森熊男・岡山大名誉教授が論語の講釈を行った。

 初めて参加した岡山市東区の主婦(53)は「厳粛な雰囲気が良かった。長い歴史の中で育まれてきた伝統をこれからも守ってほしい」と話した。

 閑谷学校は江戸時代の1670年に創建され、釈菜は86年に岡山藩郡代・津田永忠が中心となって始めた。明治初期に廃藩置県などで一時途絶えたが、1915年に復活した。

(2020年10月24日 19時39分 更新)

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