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専門学校生が真備の復旧現場見学 再建に向けた作業へ理解

足場が組まれた屋内を見学する学生ら
足場が組まれた屋内を見学する学生ら
 西日本豪雨で被災し、復旧工事中の文化施設・マービーふれあいセンター(倉敷市真備町箭田)で21日、専門学校生による現場見学会が開かれた。参加者は工程の半分程度を終えた施設を見て回り、再建に向けた作業への理解を深めた。

 市によると、同センターは鉄筋コンクリート2階建て。豪雨で約3・5メートルの高さまで浸水し、1階のホールや展示室が被害に遭った。総事業費約16億円をかけ、外観はそのまま生かしながら内装を中心に工事が進んでいる。来年3月中旬に完了予定で、備品を搬入後、6月ごろのオープンを目指している。

 見学会は、施工に当たる総合建設業のカザケン(同所)が、建設業に関わる将来の人材を育成しようと企画。岡山科学技術専門学校(岡山市北区昭和町)の建築工学科1年生29人が参加した。

 学生は4班に分かれ、高圧洗浄機を使って壁の泥を落としたり、高所作業車に乗って外壁の傷みを点検したりと、実際に行われた仕事を模擬体験。足場が組まれ、壁の石こうボードが剥がされた状態の屋内では、水に漬かった部分にカビが生えた着工前の写真を見ながら、スタッフからの「1階の天井近くまで水がきた」「原状復旧を目指す」といった説明に耳を傾けた。

 参加した専門学生(19)は「大がかりな工事に水害の恐ろしさを改めて実感した。将来は災害に強い建物をつくる仕事がしたい」と話した。

(2020年10月22日 17時13分 更新)

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