山陽新聞デジタル|さんデジ

高校吹奏楽部に倉敷公演の機会を 楽器店経営者がCFで資金募る

コロナ禍の高校吹奏楽部に公演の機会を贈ろうとCFを始めた中川さん
コロナ禍の高校吹奏楽部に公演の機会を贈ろうとCFを始めた中川さん
 倉敷市宮前で楽器店を営む中川啓さん(46)が、岡山県内の高校吹奏楽部に新型コロナウイルス禍でなくなった公演の機会を今冬にプレゼントしようと21日、クラウドファンディング(CF)での資金集めを始めた。11月27日までに目標の200万円を得て、倉敷市民会館(同市本町)を借りる費用にする。

 コロナ禍は、県内の高校部活動にも大きな影響を及ぼしている。吹奏楽部を巡っては、コンクールや学校独自の定期演奏会が中止となるなど、部員が練習成果を発揮する場は失われているという。

 中川さんは、倉敷市立東中、青陵高で吹奏楽部に所属し、いずれもトランペットを担当した。洗足学園音楽大(川崎市)を卒業後に継いだ家業の楽器店では、訪れた部員たちの演奏技術の相談に乗るなど、人生の多くを吹奏楽と共に過ごす。

 「青春まっただ中の高校生部員に思い出をつくる場を贈り、コロナ禍の地域に元気を届けたい」。CF利用を決めたのは、広い支援が部員の励みになるとの思いからだという。

 公演は12月20日の予定で、資金募集と並行して参加校を募る。移動に伴う感染リスクを考え、会場に近い県南部からの申し込みを原則とする。当日は、間隔を設けて客席を配置し、部員や保護者、CF支援者ら関係者に入場を限る。

 CFは山陽新聞社や中国銀行などが連携した「晴れ!フレ!岡山」のサービスで行っている。詳細、支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/okayamabrassband)から。

(2020年10月21日 22時07分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ