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横断歩道で車停止、岡山7.1% 全国ワースト3、JAF調査

親子が渡ろうとしている横断歩道を通過する車のイラスト。道交法では一時停止が義務付けられている
親子が渡ろうとしている横断歩道を通過する車のイラスト。道交法では一時停止が義務付けられている
横断歩道で車停止、岡山7.1% 全国ワースト3、JAF調査
 信号機のない横断歩道を歩行者が渡ろうとしている時、車が一時停止する割合を日本自動車連盟(JAF)が8月、全国一斉に調べたところ、岡山県がワースト3の7・1%だったことが分かった。県警が「横断歩道での歩行者優先ルール」の周知に力を入れる中で前年の13・4%を大きく下回る結果となり、ドライバーへの浸透に向けた、さらなる対策が求められそうだ。

 調査は各都道府県で2カ所ずつ、中央線のある片側1車線の道路を対象に実施。JAF職員が1カ所につき50回ずつ横断歩道の手前に立ち、一時停止した車の台数を数えた。

 岡山県の停止割合は宮城県(5・7%)、東京都(6・6%)に続いて低く、全国平均の21・3%を14・2ポイント下回った。全国平均との比較で見ると、都道府県別の結果が初めて公表された18年は2・2ポイント上回ったものの、19年は3・7ポイントのマイナスとなり、今回はその差がさらに開いた。

 道交法は、車は横断歩道や手前に歩行者がいる場合は一時停止し、通行を妨害してはならないと規定。違反した場合は違反点数2点、反則金9千円(普通車)が科せられる。JAF岡山支部は「『後続車がいて停止できない』『歩行者が渡るかどうか分からなかった』などさまざまな理由があるのだろうが、ルールへの意識が足りていないのではないか」と指摘する。

 歩行者優先ルールを巡っては、16、17年にJAFが行った全国調査で一時停止割合の低さが問題化。県警では18年4月から「目指せ日本一!交通マナーアップ県民運動」と銘打ち、継続的な街頭啓発や取り締まりを行っている。

 県警によると、今年の横断歩行者妨害での摘発は1218件(8月末現在)と前年同期より761件の増。信号機のない横断歩道での人身事故は19件(9月末現在)起きている。県警は「引き続き、指導取り締まりや広報啓発を通じて県民への浸透を図っていく」(交通企画課)とし、21日から10日間を取り締まり旬間に設定、各地で対策を強化する。

(2020年10月20日 19時52分 更新)

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