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岡山市の公園に青空レストラン 24日、飲食店支援へ社会実験

社会実験で青空レストランが特設される西川緑道公園=岡山市北区平和町
社会実験で青空レストランが特設される西川緑道公園=岡山市北区平和町
 岡山市は、新型コロナウイルス禍を踏まえた新様式のにぎわい創出を目指し、中心市街地の公園で「青空レストラン」の社会実験に乗り出す。24日に西川緑道公園で初回を開くことが、19日までの関係者への取材で分かった。公園内の席からネット注文した客に周辺の店が料理を配達する仕組みで、苦境が続く飲食店の支援にもつなげる。

 商店主らでつくる「西川エリアまち育て協議体」と市が共同で企画した。メニューを選ぶと店に注文が伝わる専用サイトを開設、支払いも電子決済で行うことで、3密(密閉、密集、密接)を避ける。

 24日は西川緑道公園の野殿橋(同市北区平和町)付近に40席を設け、夕方から開催。和食やフレンチ、イタリアンなど5店が参加する。店側は通常営業しながら売り上げ増を見込め、利用者側も非日常空間で多彩な店のメニューを楽しめる利点があるという。市が配達などの費用を負担する。

 注文システムや配達体制を検証しながら、来年3月には数十店規模での開催を目指す。安全性や効果が認められれば、来年度は会場や参加店の拡大、定期化なども検討する。

 街づくりに詳しい岡山大の阿部宏史名誉教授は「人を呼び込む安全な仕掛けづくりは緊急課題。“ウィズコロナ”のモデルケースとなり得る」と評価。協議体の池田一晃代表は「岡山県内有数の飲食店街である西川周辺も客が激減している。起死回生の一手にしたい」としている。

(2020年10月20日 02時00分 更新)

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