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独自の切り口観光ガイド 岡山版完成 “よそ者”目線で発掘し紹介

岡山の文化やスポットを紹介するガイドブック
岡山の文化やスポットを紹介するガイドブック
 47都道府県別に、独自の切り口でその土地の個性を発信する観光ガイドブック「d design travel」の岡山版が完成し、発売された。編集者が岡山県内に2カ月滞在し、“よそ者”の目線で発掘した文化、人物、食、スポットなどを紹介している。

 真庭市の毎来寺のページでは、白と黒を基調にしたシンプルな版画が襖(ふすま)などに所狭しと並ぶ写真を掲載。住職の制作で、「決してアート作品でもなく、かっちりしたデザイン画でもなく、どこか素朴な表情がすてきだった」と感想を記した。

 岡山の風土がつくったデザインとして、児島湾の堤防沿いに立ち並ぶ「四ツ手小屋」の景色にも着目。江戸時代の干拓によって移り住んだ人々には船で漁をする権利がなかったため、陸から網を使って魚を取り始めたとの歴史を説明している。

 観光ガイドブックは、全国で家具や雑貨などの販売を手掛ける「D&DEPARTMENT PROJECT」(東京)が2009年に創刊。これまでに北海道や香川など27都道府県版を刊行し、岡山は28冊目となる。B5変形判、192ページ。2090円。

 県内各地を巡った神藤秀人編集長(40)は「観光地だから、有名だからではなく、実際に住んで印象的だったところを掲載した。地域に長く根付く良い品や文化を守るきっかけにもなれば」と話している。

(2020年10月18日 11時39分 更新)

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