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後楽園で松のこも巻き 一足早く冬支度

松にこもを巻く造園業者
松にこもを巻く造園業者
 岡山市の後楽園で14日、冬に備えて松にわらを巻いて害虫から守る「松のこも巻き」が行われ、名園は一足早く冬支度を整えた。

 こも巻きは、越冬のため枝葉から地中に下りようとする害虫の習性を利用し、わらで編んだこもに虫を誘い込む伝統的な駆除法。午前9時半から造園業者13人が作業に取り掛かり、アカマツやクロマツなど約240本の幹にこも(幅28~55センチ、長さ92~185センチ)を丁寧に巻き付け、縄で縛っていった。

 この時季の風物詩とあって多くの観光客らが作業を見守り、同市中区の女性(73)は「こもが巻かれた松林の景色は美しい。俳句が趣味なので、こも巻きを題材にぜひ一句詠みたい」と話した。

 こもは、虫が動きだすとされる二十四節気の一つ「啓蟄(けいちつ)」(来年3月5日)を前に外し、燃やされる。

(2020年10月14日 11時23分 更新)

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