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核廃絶へ決意 県原爆死没者慰霊祭 岡山、コロナで予定延期し開催

祭壇に白菊を手向け、犠牲者の冥福を祈る参列者
祭壇に白菊を手向け、犠牲者の冥福を祈る参列者
 岡山県原爆死没者慰霊祭(県原爆被爆者会主催)が30日、岡山市内であり、被爆者や遺族ら約40人が犠牲者を追悼し、核兵器の廃絶や恒久平和に向けた決意を新たにした。

 2019年度に亡くなった101人を含む原爆物故者に黙とうをささげ、広信靖之会長(76)=岡山市南区=が「核兵器はいかなる理由があろうとも使ってはならない。これからも原爆の恐ろしさを語り継ぎ、核のない世界の実現を訴えていきたい」とあいさつ。代表者が祭壇に白菊を手向け、全員で「原爆を許すまじ」を合唱した。

 広島市内で胎内被爆した世羅憲司さん(75)=倉敷市=は「新型コロナウイルス禍に負けず、慰霊祭ができてよかった。手を合わせていると、平和の尊さをあらためて感じる」と話した。

 慰霊祭は1992年から毎年行っており、今年は新型コロナの感染拡大を受けて6月の予定を延期していた。県内で被爆者健康手帳を持つ人は1185人(3月末現在)で平均年齢は84・5歳。

(2020年09月30日 11時46分 更新)

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