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レディース杯ゴルフ30日開幕 118人、難コース攻略挑む

宮田成華選手
宮田成華選手
渋沢莉絵留選手
渋沢莉絵留選手
石川怜奈選手
石川怜奈選手
レディース杯ゴルフ30日開幕 118人、難コース攻略挑む
 女子プロゴルフのステップアップツアー「山陽新聞レディースカップ」は30日から3日間の日程で、玉野市の東児が丘マリンヒルズGC(6362ヤード、パー72)を舞台に開催される。新型コロナウイルスの影響で大会中止が相次ぐ中、より多くの選手に実戦の機会を提供するため、出場枠を例年の108人から拡大。有望株や実力者ら118人が熱戦を展開する。

 コロナ禍で当初の6月から延期され、感染防止策として無観客で行われる大会は、若手の育成を目的としたツアーの今季4戦目となる。

 プロは114人が参戦。直前のステップアップツアーで優勝争いを演じた宮田成華(なるは)、2000年度生まれの「ミレニアム世代」の渋沢莉絵留(りえる)、作陽高出の石川怜奈ら昨年11月のプロテストに合格したルーキーに加え、ツアー今季初戦を制した植竹希望(のぞみ)、第2戦女王のリ・ハナ(韓国)、レギュラーツアー5勝を誇る服部真夕らが名を連ねる。計4人のアマチュアでは、18、19年のナショナルチームメンバー小倉彩愛(操山高出)や桑木志帆、川上知夏の理大付高勢らが上位をうかがう。

 大会は2日間36ホールストロークプレーの予選ラウンドを行い、60位タイまでが最終日の決勝ラウンドに進む。賞金総額3千万円、優勝賞金540万円は、ともに今年のステップアップツアーで最高額。上位2選手には姉妹提携トーナメント「大王製紙エリエールレディスオープン」(11月19~22日・愛媛県エリエールGC松山)への出場権が与えられる。

 10年に創設され、今年で11回目を迎える大会。「瀬戸内から世界へ」―。岡山市出身でアマチュア時代を含め4度出場の渋野日向子、18年の女王・河本結ら、キャッチフレーズ通りに数多くのトッププロを輩出してきた。広く微妙なアンジュレーションに富んだグリーンを持つ岡山県屈指の難コースを攻略するのは誰か。注目の戦いが幕を開ける。

注目ルーキー紹介


 「山陽新聞レディースカップ」には、昨年11月のプロテストに合格した新人や地元岡山から実力派のアマチュアが挑む。活躍が期待される注目選手を紹介する。

上り調子でV狙う 宮田成華(スリーボンド)

 愛知県で18~20日に行われたレギュラーツアー「デサントレディース東海クラシック」は5位、直近のステップアップツアーでも優勝争いに加わり5位。上り調子で東児が丘に乗り込む。

 4度目の挑戦でプロテストを突破した22歳は経験豊富だ。ツアー出場権を懸けた最終予選会を経て、単年度登録で2017年にプロ参戦すると18、19年シーズンはレギュラーツアーを主戦場に。これまでに51試合を戦い、トップ選手とのラウンドを通じて地道に力を蓄えてきた。

 「大好き」というドライバーの平均飛距離は250ヤード。ショットにも安定感があり、攻めのゴルフを身上とする。好調の要因について「テスト合格で気持ちに余裕が生まれたから」と分析する。ステップアップツアーの自己最高成績は2位。3年ぶりの出場となる山陽新聞レディースカップで「プロ初優勝」を狙う。165センチ、57キロ。東京都出身。

プロで戦う自信 渋沢莉絵留(フリー)

 実力者が居並ぶ2000年度生まれ「ミレニアム世代」の一人。デビュー戦となった国内四大大会の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(10~13日・笠岡市)ではトップ選手がそろう中、一時は2位に付け、プロで戦う自信を得た。

 新型コロナによる自粛期間中は連日、地元群馬の練習場でフェードや100ヤード弱のショットの強化に取り組んだ。「練習で身に付けた技術がツアーでも十分に通用している」と19歳は語る。

 「近代日本の資本主義の父」と呼ばれ、24年度から新1万円札の顔になる渋沢栄一と、つながりのある家系。今季の目標はステップアップツアーでの上位争いと、レギュラーツアーの予選通過。プロの水にも慣れた5戦目の東児が丘では優勝戦線に加わるつもりだ。160センチ、60キロ。

「トップ10」に照準 石川怜奈(チェリーヒルズGC)

 岡山県ジュニアを制して初出場したのは、作陽高2年だった2016年大会。あれから4年、人懐っこいキャラクターで知られる20歳がプロとして戻ってくる。

 福山市出身。姉の影響で多治米小1年からクラブを握った。中学時代には伸び悩んだが、隣県の強豪・作陽高への進学が転機になった。1学年先輩の渋野日向子らと練習に打ち込み、プロを目指せるだけの技術と精神力を身に付けた。

 新型コロナの影響でデビューが8月にずれ込む中、地元広島で開催されたプロ3戦目のステップアップツアーで初めて予選を突破。正確なアイアンショットでバーディーチャンスをつくり、スコアを伸ばすスタイルに磨きをかける。4年前は予選敗退した大会で「トップ10」に照準を合わす。168センチ、95キロ。

アマチュア勢意欲

 操山高2年時の2017年日本女子オープンで3位に入り、脚光を浴びた。5年ぶり3度目出場となる小倉彩愛は、ナショナルチームのメンバーにも選ばれた逸材だ。昨季は不振にあえいだが、今年8月のレギュラーツアー「ニトリ・レディース」で9位と復調の兆しを見せた。正確なショートゲームが持ち味の20歳は「地元で成長した姿を見せる」と意気込む。

 理大付高勢2人はともにトップ10入りを目指す。桑木志帆(3年)の武器はパット。男子ゴルフの石川遼が主催した8月のジュニアトーナメントで女子の部を制すなど勢いに乗っている。2年ぶりの舞台へ向け、「前回はプロのプレーを意識しすぎた。今回は自分のゴルフに集中する」。

 川上知夏(1年)は初出場。グリーン周りの小技に自信を持ち、東児が丘は何度もラウンドしている勝手知ったるコースだ。多くの選手が手を焼いてきた難グリーンにも「苦戦した印象はない」。臆することなくプロに立ち向かう。

大会日程

◆9月30日、10月1日 予選ラウンド
 午前7時半 第1組スタート予定
 午後3時半 最終組ホールアウト予定

◆10月2日 決勝ラウンド
 午前8時 第1組スタート予定
 午後3時 最終組ホールアウト予定
 競技終了後、18番グリーンで表彰式

(2020年09月29日 09時35分 更新)

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