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美作・梶並神社でしめ縄交換 「当人祭」中止も伝統継承

手作りしたしめ縄を鳥居に取り付ける住民たち
手作りしたしめ縄を鳥居に取り付ける住民たち
 生き神様の当人様が夜間に参拝者をまたいで進む「当人祭」で知られる美作市梶並、梶並神社のしめ縄が取り替えられ、一年の装いを整えた。10月3日に予定されていた当人祭は新型コロナウイルス感染予防のために中止となったが、氏子たちが無病息災や五穀豊穣(ほうじょう)を願って作業に取り組んだ。

 しめ縄は当人祭を前に毎年交換している。当番の真殿地区の住民たちは20日、地元のコミュニティーセンター裏に集い製作。出来上がると、神社に出向いて拝殿や鳥居、ちょうず鉢など15カ所に取り付けた。

 実行委員長の新免治さん(70)は「中止は残念だが、みなさんの協力で立派に仕上がった」と話した。

 3日は総代らが集まって神事のみ行う。今年の当人様を務めている加藤泰三さん(72)は昨年の担当地区から引き継いだ2月から毎月1日に参拝を欠かさず、備えてきた。「代々、受け継いできた祭り。形は変わるが、務めを果たしたい」とする。

 当人祭は400年を超える伝統があるとされ、県重要無形民俗文化財に指定されている。

(2020年09月24日 17時24分 更新)

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