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あさのさんが新作への思い語る 美作でファングループが読書会

新作「風を結う」に込めた思いなどを語るあさのさん(中央)
新作「風を結う」に込めた思いなどを語るあさのさん(中央)
 美作市在住の作家あさのあつこさんの新作で7月に発刊した「風を結う」の読書会が22日、著作を集めた交流スペース「ほたる館」(同市湯郷)の正面にあるあさのさんの実家で開かれた。本人を招き、集まったファンら14人が物語に込めた思いなどを聞いた。

 作品は時代小説で、2016年発刊の「風を繍(ぬ)う」の続編。江戸の街を舞台に、武士の身分を捨て刺しゅう職人に弟子入りした青年と職人の娘が成長する姿を描く。

 あさのさんは物語の着想段階で、主人公像に悩んだことを告白。これまで現代の少年少女を多く題材にしてきたことを挙げ「現代小説ではできない、時代小説だから書ける少女の変化を描きたいと思い、物語が固まっていった」と語った。

 生まれ育った美作市で作家活動を続けていることについて「今自分が書いているものと住んでいる環境とを分けるのは難しい。山や川、星空が当たり前にあることが、時代小説を書く上ではすごくプラスになっている」と話した。

 2006年に結成したファングループ「あさのあつこの会」が主催。今年がデビュー30周年となることを記念して、6月にほたる館をオープンした。

(2020年09月22日 19時26分 更新)

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