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今から70年近く前、米国の砂漠…

 今から70年近く前、米国の砂漠での出来事だという。未確認飛行物体(UFO)研究家のジョージ・アダムスキーは空飛ぶ円盤を目撃し、ある“人物”と遭遇した。身ぶりとテレパシーで会話を試みたら「金星人」だと分かった▼外見は地球人とほぼ同じだが、額が広く、暗緑色の目は大きく開かれ、皮膚は日焼けした小麦色―。そんな体験を記した本はベストセラーとなり、大きな反響を呼んだ▼想像力のたまものとはいえ、謎めく金星はいつの時代も人々の好奇心をくすぐってきた。そして再び、興味をそそられるニュースである。京都産業大や米国などのチームが、金星の大気中に生命が起源の可能性がある特徴的な成分を検出した▼その成分は、地球では無酸素でも生きられる沼や湿地の微生物などによってつくられる。考えられる他の化学反応では説明がつかず、未知の反応もしくは生命による可能性があるという。今後の研究が興味深い▼さて今、南の夜空では、木星と土星が仲良く並んで輝いている。二つの星は年末にかけ、さらに近づいていく。10月初めには火星が地球に最接近し、ひときわ明るく見えるといった天体ショーが繰り広げられる▼未知なる生命体に思いをはせるもよし、頭を空っぽにしてぼうっと眺めるもよし。星々がきらめく夜空を楽しむゆとりを大事にしたい。

(2020年09月20日 08時00分 更新)

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