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村川大介九段が挑戦権獲得 囲碁の関西棋院第一位決定戦

終了後、瀬戸八段と対局を振り返る村川九段(右)
終了後、瀬戸八段と対局を振り返る村川九段(右)
 囲碁の山陽新聞杯第64期関西棋院第一位決定戦(山陽新聞社主催)の挑戦者決定トーナメント決勝が17日、大阪市の同棋院であり、村川大介九段(29)が瀬戸大樹八段(36)を破り、余正麒第一位(25)への挑戦権を得た。

 村川九段は192手までで白番中押し勝ちした。序盤に下辺で発生した接近戦が中央に波及する中で、村川九段が優位な情勢を形成した。瀬戸八段も粘り強く応戦したが、左隅で相手陣地に切り込もうとした手に対し、村川九段が逆に攻めの一手(116手目)を放ち、勝負の行方を決定づけた。持ち時間は各3時間で残りは瀬戸八段1分、村川九段4分だった。

 村川九段は関西棋院を代表する強豪棋士で、七大タイトルの王座、十段を各1期獲得したことがある。第一位戦は第54期(2010年)にタイトルを取っている。

 余第一位との挑戦手合3番勝負は10月1日に同棋院で第1局が行われる。村川九段は4期ぶり5回目の挑戦手合出場で「実力者の余第一位との対局は楽しみ。結果にこだわって打ちたい」と話した。

 第一位決定戦は1957年にスタート。国内主要棋戦では本因坊戦(39年~)、王座戦(53年~)などに次ぐ歴史がある。今期のトーナメントは、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で約2カ月間、休止していた。次期の第65期のトーナメント予選が8月から同時並行で行われている。

(2020年09月17日 22時17分 更新)

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