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動画で届ける大原美術館の名画 学芸員解説、ユーチューブで公開

大原美術館が制作した作品解説の動画の一場面
大原美術館が制作した作品解説の動画の一場面
 大原美術館(倉敷市本町)は、館内に展示されている名画を学芸員が解説する動画を制作し、投稿サイト・ユーチューブで公開を始めた。新型コロナウイルス対策で、入館者数を制限せざるを得ない状況が続く中、多くの人にアートに触れてもらおうと企画した。

 第1弾は、本館入り口近くに掲げられている洋画家児島虎次郎の「和服を着たベルギーの少女」をピックアップし、8月末に公開した。柳沢秀行学芸統括(53)が、東洋と西洋の文化が描き込まれている絵の特徴やタッチなどを約4分間にわたって解説。内容によってアップにしたり全体を映したりしている。

 来館者に最初に鑑賞してもらう作品に選んでいる理由も紹介。伝統的な家屋が立ち並ぶ市美観地区内で世界中の美術品を展示している同館になぞらえ、「異なる文化、価値観が美しく調和しているシーンを演出するためにもこの作品を飾っている」と述べるなど、大原美術館の思いも伝える。

 同美術館は新型コロナの影響などで約4カ月半休館し、8月25日に再開。入館者数を15分おきに10人ほどに制限している。

 今後は絵画だけでなく、彫刻や工芸品などを解説した動画も制作していく予定で、同美術館は「多くの人の心に芸術の素晴らしさを届けたい」としている。

(2020年09月14日 07時07分 更新)

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