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岡山県、特設サイトで観光PR 誘客強化へ クーポン連動

岡山県庁
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 9月定例岡山県議会は11日、本会議を再開。代表質問を行い、自民党の蓮岡靖之(倉敷市・都窪郡)、民主・県民クラブの柳田哲(同)、公明党の山田総一郎(同)の3氏が県政全般をただした。伊原木隆太知事は、新型コロナウイルスの影響で減少している観光客の誘致に向け、14日から中四国の在住者を対象に宿泊料金の割引クーポンを発行する事業と連動して、岡山の魅力を発信する特設サイトを設けてPRを強化する方針を示した。

 蓮岡氏が、成果が得られる観光客誘致の進め方を質問。知事は「特設サイトなどを設け、女子旅や家族旅行をテーマとしたPRを行う」と答弁した。

 サイトはクーポンが発行される大手予約サイト「楽天トラベル」「じゃらんnet」内に設け、秋の観光シーズンにちなんでサイクリングコースや紅葉スポット、温泉地の情報を掲載する。県内の主要観光施設では7月の利用者が前年同月比で約3割減っており、県民の投稿を基に新たに制作したデジタル版観光マップなども活用し、需要を喚起する。

 柳田氏は、県産ヒノキのブランド化で、県森林研究所による香りを持続させる研究の進捗(しんちょく)状況を尋ねた。知事は「100度以上の高温乾燥の過程で香りが減少することなどを明らかにした。新たな人工乾燥技術の確立を目指して研究を進めていく」と述べた。

 都道府県別で岡山は全国有数のヒノキの産地で、香りは品質の違いをアピールでき、競争力を高める上で重要という。乾燥させる設備内の温度や湿度、圧力などさまざまな条件で実験を繰り返し、香りへの影響を調べる。

 山田氏は、新型コロナの対応を担う県保健所の業務体制が、人員不足などで逼迫(ひっぱく)する懸念を表明。知事は「ICT(情報通信技術)の活用による業務の効率化や応援体制の構築など、さらなる強化に取り組む」とした。

 県保健所では今後、感染が再拡大した場合に備え、感染者の情報を共有できるようにする厚生労働省の新システムを導入予定。保健所間の応援体制も整えることで、専門性の高い業務に専念できる環境づくりを進める。現時点で通常業務に支障は出ていないという。

 14、15日は休会し、16日から一般質問に入る。

(2020年09月11日 21時47分 更新)

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