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西日本豪雨 船穂の仮設一部撤去 熊本へ移送、被災者入居へ

クレーン車でつられ、トレーラーの荷台に積み込まれる柳井原仮設団地のムービングハウス(小型無人機で撮影)
クレーン車でつられ、トレーラーの荷台に積み込まれる柳井原仮設団地のムービングハウス(小型無人機で撮影)
 西日本豪雨の被災者のため、倉敷市船穂町柳井原に設けられた仮設住宅団地で9日、住居として使われていた施設の撤去が始まった。豪雨を受け倉敷市内6カ所に整備された計266戸の建設型仮設住宅で、取り払われるのは初めて。7月の九州豪雨で大きな被害に遭った熊本県球磨村に移送し、被災者の住まいとして活用する。

 柳井原仮設団地は、豪雨の後、岡山県内の建設型仮設住宅で最も早い2018年9月8日に引き渡しを開始。自動車で運搬でき、短時間で設置できるトレーラーハウス(11戸)とコンテナ型のムービングハウス(40戸)が全国で最初に仮設住宅として採用された。

 間取りは1DKと2DKがあり、エアコンや照明、キッチン、トイレ、風呂(一部シャワー室)などを備える。一時は全て埋まっていたが、同市によると、8月末時点で12世帯が生活し、空いた39戸のうち35戸を9月中に撤去する予定。

 9日はムービングハウス12戸について作業員3人がロープを付け、クレーン車でトレーラーの荷台に積んでいった。同団地に住む男性(74)は「一刻も早く住まいを見つけなければならない被災者にとってありがたい施設。熊本でも役立ててほしい」と話した。

 熊本県によると、9月中に同村内に3カ所の仮設住宅団地計181戸を整備予定。ムービングハウスは移設後、早ければ19日に入居が始まるという。

(2020年09月09日 12時22分 更新)

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