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真備の高齢者ら避難方法など確認 豪雨被災地 安心して逃げるために

住民の介助を受けて避難訓練に参加する高齢者=倉敷市真備町箭田、真備総仮設団地
住民の介助を受けて避難訓練に参加する高齢者=倉敷市真備町箭田、真備総仮設団地
 「防災の日」の1日、西日本豪雨で甚大な浸水被害を受けた倉敷市真備町地区の仮設住宅で、高齢者や障害者ら要配慮者に、避難方法や経路を確認してもらう訓練が行われた。

 豪雨で犠牲となった同町地区の51人(災害関連死を除く)のうち、高齢者が9割を占めたことから、地区の福祉・医療機関でつくる任意団体「真備地区関係機関・事業所等連絡会」(真備連絡会)が主催。新型コロナウイルス禍により、体育館といった避難所では3密(密集、密接、密閉)回避など感染予防が求められる中、現在は関連法で使用することができない仮設住宅の空きスペースの有効活用も見据え、倉敷市の協力を得て実施した。

 障害者や高齢者4人をはじめ、行政や地元のまちづくり団体のメンバーら計約50人が参加した。大型で強い台風が接近―との想定。高齢者らは家族や施設職員が運転する車に乗り、二万(同町上二万)と真備総(同町箭田)の2仮設団地に避難した。仮設団地の集会所に到着した4人は、混み合わない空間にくつろいだ様子を見せていた。

 訓練に参加した女性(82)=同町川辺=は、西日本豪雨では自宅2階からボートで救出された。小野田さんは「介護事業所の方に声を掛けてもらい、安心して逃げることができた」と話した。

(2020年09月01日 23時01分 更新)

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