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真備で「思い出の品」展示会 豪雨の災害ごみから回収720点

「思い出の品」の展示会場で写真を探す参加者=28日午前9時28分、倉敷市真備保健福祉会館
「思い出の品」の展示会場で写真を探す参加者=28日午前9時28分、倉敷市真備保健福祉会館
 西日本豪雨で被災した倉敷、総社市の災害ごみの中から回収された「思い出の品」の展示会が28日、倉敷市真備町箭田の市真備保健福祉会館で始まった。家族の写真や記念のメダルなどが並び、住民が自らの営みの証しを探していた。30日まで。

 展示されたのは、アルバムや手紙、縫いぐるみなど約720点。倉敷、総社市の委託を受けて岡山県が中間処理プラント(倉敷市水島川崎通)で災害ごみを処理する際に見つかり、倉敷市が汚れを落とした上で保管していた。展示会は、持ち主へ返そうと同市が企画し、新型コロナウイルス対策のため入場者の数を制限した完全予約制で行われた。

 入学式や卒業式など節目の写真が多く、中には「頼れるキャプテン」といったメッセージ入りのものも。訪れた住民はビニール手袋をし、透明の袋に入ったテーブルの品を1点ずつ広げながら丁寧に確認していった。

 豪雨で自宅が浸水した倉敷市真備町川辺の男性(65)と妻(59)夫妻は「被災した当時は混乱の中で、一人娘の写真や卒業証書なども全て捨てざるを得なかった。1点でも残っていればと思い参加した」と話していた。

(2020年08月28日 12時17分 更新)

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