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コロナ感染者らの誹謗中傷やめて 岡山県がキャンペーン実施へ

新型コロナウイルス対策について今後の県の方針を説明する伊原木知事
新型コロナウイルス対策について今後の県の方針を説明する伊原木知事
新型コロナ感染者らの差別防止を啓発する県のちらし
新型コロナ感染者らの差別防止を啓発する県のちらし
コロナ感染者らの誹謗中傷やめて 岡山県がキャンペーン実施へ
 岡山県は27日、新型コロナウイルスの対策本部会議を県庁で開き、9月1~30日の対応を決めた。全国で感染者や家族らへの誹謗(ひぼう)中傷が相次いでいる状況を踏まえ、「戦う相手はウイルスだ」として絶対に行わないよう県民に要請するキャンペーンをスタート。秋の行楽シーズンの旅行は県内や近隣県で楽しみ、現地では3密(密閉、密集、密接)を避けることも求める。

 感染者らの誹謗中傷を巡っては県内でも、インターネットで個人情報がさらされたり、近隣に悪く言われて外出できなくなったりしたケースがあるという。会議後、伊原木隆太知事は「(誹謗中傷が広がると)感染を知られるのが怖くなって検査を受けなくなり、拡大防止策に水を差しかねない。冷静になってほしい」と述べた。

 誹謗中傷を防止するキャンペーンは、県のマスコットキャラクター・ももっちが「ダメ! コロナ差別」と訴えるちらしを各種イベントで配布するほか、市町村や企業・団体と連携して周知を図っていくという。

 他の対応では、重症化リスクが高い高齢者に対し、外出の際は人混みを避けて行動することを推奨。宴会・飲み会はなるべく少人数で、人との距離を保つか並んで座るよう求める。クラスター(感染者集団)が発生した接待を伴う飲食店やカラオケでは特に注意することとしている。

 イベント自粛は屋外、屋内ともおおむね5千人以上とする要件を継続。感染防止をした上での買い物や飲食は自由。県境移動も制限は設けないが、感染状況を踏まえた慎重な行動を求める。

 また県教委は、校内での感染が全国的に増えていることから、あらためて各学校で対策を徹底したと報告。感染が判明した際の臨時休校の期間は、学びの保障の観点から最小限にするとした。

(2020年08月27日 19時42分 更新)

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