山陽新聞デジタル|さんデジ

笠岡に長迫さん専用スタート台 BMX、五輪向け支援者が整備

完成したスタート台の前に立つ長迫さん(左)と藤原さん
完成したスタート台の前に立つ長迫さん(左)と藤原さん
 自転車男子BMXレースの東京五輪代表、長迫吉拓さん(26)=笠岡市出身=の活躍を後押ししようと、地元の支援者が専用のスタート台を同市に造った。五輪本番と同じ高さにし、より質の高い練習ができる環境を提供する。費用は私費で賄う。

 手掛けたのは、岡山県BMX協会の元会長で子ども向けのクラブを運営していた整体師の藤原義光さん(70)=同市。かつて自宅近くにコースを設け、所属外の長迫さんにも幼少期から高校時代まで練習用に開放、一時は指導もしたという。

 その後、スイスに拠点を移した長迫さんは新型コロナウイルスの影響で3月に帰国し、笠岡で調整中。本格的なスタート台がないとの悩みを藤原さんが聞き、整備を申し出た。

 新たな台は高さ8メートル、傾斜付き走路の長さ20メートルで、五輪と同じ規格。鉄パイプで土台を組み、走路はコンクリート代わりに合板を使った。幅(4メートル)は規格の2分の1。スタート直後の土の起伏も設けた。藤原さんが営む整体院(同市吉浜)の敷地に今月上旬に完成。地元業者に工事を依頼しており、200万円ほどかかる見込み。

 長迫さんは同市内での練習で、高さ4メートルのスタート台とコースがある別の施設を利用してきた。今後は2カ所を併せて使う。

 藤原さんは「吉拓にしてやれる最後の協力」と語る。長迫さんは「スタートでレースの出来は70%ぐらい決まる。コロナ禍で延期された東京五輪の開催を信じてトレーニングしていきたい」と話している。

(2020年08月24日 22時36分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ