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声優・中津さん招き朗読劇上演 岡山のNPO、収録DVDを販売

「響き」代表の阿部さん(右)と共に朗読劇の稽古に励む後楽館高の演劇部員たち
「響き」代表の阿部さん(右)と共に朗読劇の稽古に励む後楽館高の演劇部員たち
中津真莉さん
中津真莉さん
 人気テレビアニメ「キングダム」などに出演した声優中津真莉さんをゲストに迎えたオリジナルの朗読劇「幸ある道」が23日、岡山市内で上演される。新型コロナウイルス対策で一般公開はせず、ビデオ収録したDVDを後日、販売する。

 企画したのは、視覚障害や発達障害のある若者と支援ボランティアら約40人でつくるNPO法人「チーム響き」(同市中区)。日頃は引きこもっていても、好きなアニメや声優のことでは自発的に出掛けるメンバーもおり、代表の阿部磨呂さん(22)を中心に、声優と一緒に朗読劇を演じれば盛り上がるだろうと考えた。

 中津さんは主役の高校生幸子を演じる。福祉の授業で「響き」メンバーと交流している後楽館高(同北区)の演劇部員たちが他の配役を担当し、今年初めから練習を重ねてきた。

 幸子はけがをした足に障害が残り、走れなくなる。同じ病棟に入院している少年ワタルは、全盲なのに足音で幸子の障害に気付くなど鋭敏な感覚を持ち、幸子は障害があってもできることがたくさんあることを理解する―といった物語。お笑い風のボケとツッコミの場面もある。

 ワタル役の同高2年山本亜未さん(16)は「母が働く放課後等デイサービスで障害のある子と接したことがあり、役に抵抗はない。明るく演じたい」と話す。リモートで練習に参加している中津さんは「幸子は障害者も健常者も幸せになることを大切に思っている。私もそれを強く願いたい」とコメントしている。

 当日は関係者のみ集まり、約1時間上演し、中津さんと阿部さんの対談などもビデオ撮影する。DVDは1500円(送料別)で販売する。問い合わせは「響き」のホームページ。

(2020年08月18日 21時03分 更新)

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