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奈義で米出身木工作家の作品展 「和と洋の融合」の100点並ぶ

鳥取県知事賞を受賞した作品(手前)と制作したディロングさん
鳥取県知事賞を受賞した作品(手前)と制作したディロングさん
 米オハイオ州出身の木工作家デービッド・ディロングさん(41)=岡山県鏡野町大町=の作品展が、奈義町高円のそばカフェ木楽の2階ギャラリーで開かれている。岡山、広島、鳥取、島根の4県の工芸家が集う公募展「日本伝統工芸中国支部展」(山陽新聞社など主催)で3月に鳥取県知事賞を受賞した作品などが並ぶ。30日まで。

 ディロングさんは結婚を機に2004年に日本へ移住。自然を求め、11年に東京から鏡野町へ移り住んだ。翻訳業の傍ら創作活動に取り組み、初出品した昨年の支部展で初入賞を果たした。

 「和と洋の融合」をコンセプトにした大小の皿やスプーンなど木工作品約100点を展示。鳥取県知事賞を受賞した「栃(とち)の大鉢」は漆塗りの大皿(直径37センチ、深さ10センチ)で、トチの木目を生かしつつ、実用的な欧米風のデザインに仕上げた。

 同時に入選した「欅(けやき)の大鉢」はケヤキの大皿で、側面には手彫りで網目状の装飾を施している。青に着色した金属粉を木目になじませた小皿、木べらや毛糸入れなどの逸品も並ぶ。受賞作も含めて展示品は購入できる。

 ディロングさんは「日本の伝統工芸品に外国人ならではの発想を取り入れようと試行錯誤した作品ばかり。木の魅力を感じてほしい」と話している。

 木楽での個展は17年から毎年開き、4回目。問い合わせは木楽(0868―36―5850)。

(2020年08月11日 22時47分 更新)

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