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夏 告げるかれんな小花 新見・鯉が窪湿原で見頃

丸くかわいらしい花びらを付けるビッチュウフウロ
丸くかわいらしい花びらを付けるビッチュウフウロ
緑の湿原で鮮やかな赤が映えるオグラセンノウ
緑の湿原で鮮やかな赤が映えるオグラセンノウ
 新見市哲西町矢田の国天然記念物・鯉が窪湿原で、湿原を代表する希少な植物のオグラセンノウとビッチュウフウロが見頃を迎えた。かれんな小花が一帯を彩り、夏本番の訪れを告げている。

 オグラセンノウはナデシコ科の多年草。高さ約1メートルの茎の先に、先端が細く刻まれたような赤い花を付け、緑の湿原でひときわ鮮やかに映えている。自生地は熊本県の阿蘇地方などごくわずかで、環境省のレッドリストで絶滅危惧種に指定されている。

 ビッチュウフウロはフウロソウ科の多年草。1910年に市内で初めて採取されたことから「備中」の名が付いている。濃い紅色の筋が入った薄紅紫色の花は時折風に揺れ、訪れる人の目を楽しませている。

 いずれも見頃は今月中旬まで。巡視員の男性(76)は「珍しい花を眺めながら湿原内を散策し、新型コロナウイルス禍で疲れた心を癒やしてほしい」としている。開園時間は午前8時半~午後5時。湿原保護協力金200円が必要。問い合わせは管理事務所(0867―94―2347)。

(2020年08月05日 17時33分 更新)

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