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木下サーカスCFに全国から支援 半月で1800万円 9月まで協力訴え

入場者数を通常の半分以下に制限している木下サーカスの公演=東京・立川
入場者数を通常の半分以下に制限している木下サーカスの公演=東京・立川
 新型コロナウイルス問題で激減した営業収入を補う木下サーカス(岡山市北区表町)のクラウドファンディング(CF)が、ファンの大きな共感を呼んでいる。支援総額は7月15日の開始から半月余りで約1800万円となり、寄せられたメッセージにはサーカスへの深い愛情がにじむ。とはいえ、運営環境は全国的な感染拡大などで依然厳しく、9月下旬のCF終了までのさらなる協力を呼び掛けている。

 「コロナを乗り越え、子どもたちに夢と感動を届けてください」「何度も楽しませてもらいました。今度は恩返しをします」。木下サーカスのCF専用サイトには、支援者のコメントがずらりと並ぶ。その数は千件以上で、岡山をはじめ全国各地から寄せられた。

 新型コロナウイルスの感染拡大で木下サーカスは2月末から、福岡、金沢、新潟の各公演先で興行を中断したり、全面中止したりしたため、今年3~7月の売り上げは前年同時期と比べ90%以上ダウンしたという。こうした状況の中、山陽新聞社などが手掛ける「晴れ!フレ!岡山」でCFを開始。多くのマスコミが報じたことで全国に知られ、開始3日後に当面の目標とした1千万円に届いた。

 寄せられたお金は、毎月150万円前後に上る動物の餌代・管理費のほか、機材類のメンテナンス費に充てるだけでなく、新型コロナウイルス問題に直面する医療従事者に寄付する。

 木下サーカスは1日から東京・立川で公演を再開したものの、感染防止対策として、入場者数を通常の半分以下に制限。東京での感染者数が増える中、予定通り12月まで興行できる保証はない。このため、CFの目標額を3千万円に引き上げ、9月22日まで支援を募っている。

 木下サーカスの木下英樹取締役は「CFへの温かい支援とコメントは、本当に勇気づけられる。最高のショーをつくることでご恩返しします」としている。

 詳細や支援は専用サイト(https://readyfor.jp/projects/kinoshita)から。

(2020年08月04日 21時04分 更新)

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