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津山城の石垣に興味津々 修復現場で構造見学会

修復工事に伴う発掘調査で見つかった石積みの説明を聞く参加者ら
修復工事に伴う発掘調査で見つかった石積みの説明を聞く参加者ら
 国史跡・津山城跡(鶴山公園、津山市山下)で同市が進めている過去最大規模の石垣修復工事の現場見学会が1日、開かれた。事前に申し込んだ約80人が、普段は見られない土に埋まった部分の構造や新たに見つかった石積みに見入った。

 新型コロナウイルス感染対策などのため、定員20人で4回に分けて実施。市文化課の豊島雪絵主幹が、最大で高さ約8メートル、幅約32メートルにわたって修復する二の丸東側の現場を案内した。

 石垣の内側や隙間に入れる「裏込め」に使われた小石の状態や、石垣の約3メートル内側で見つかった石積みが北側にある階段脇の石垣につながっており、江戸時代の改築時に埋められた可能性があることなどを話した。

 見学した人たちは熱心に耳を傾け、写真に収める人もいた。夏休みの課題の参考にしようと参加した同市立の小学4年児童(10)は「石垣の内側にいろいろな種類の石が使われているのに驚いた」と話した。

 今回の工事は石垣の一部が外側に膨らみ、放置すると崩落の恐れがあることから昨年12月下旬に着手。2022年夏までの完成を目指している。市は今後も工事の進み具合に応じて見学会を開く。

 津山城は、初代津山藩主森忠政(1570~1634年)が築城し、1616(元和2)年に完成した。1873(明治6)年の廃城令で石垣を除いて取り壊されたが、1963年に国史跡の指定を受けた。

(2020年08月01日 19時18分 更新)

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