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笠岡高でカブトガニ剥製見つかる 70年以上前から?生徒が修復

修復したカブトガニの剥製を眺める笠岡高サイエンス部の生徒たち
修復したカブトガニの剥製を眺める笠岡高サイエンス部の生徒たち
 笠岡高(笠岡市笠岡)で、同市に生息する絶滅危惧種・カブトガニの剥製9点が見つかった。由来は不明だが、70年以上前からあったとの説が浮上。人知れず眠っていた地域のシンボルを校内でお披露目しようと、生徒たちが30日、修復に取り組んだ。

 剥製は成体や幼生などで、最大で長さ57センチ、幅27センチ。同高サイエンス部の生徒が魚の飼育に使うため6月下旬、校舎1階の予備室を片付けていて発見。標本箱のような木箱三つに分けて納められていた。

 同高が元教員らに尋ねると、作ったのは同じ場所にあった笠岡高等女学校(前身)で1928~47年、理科の教員をしていた男性(故人)ではないかと複数の人が話したが、確認できていない。市立カブトガニ博物館(同市横島)によると、今より身近だったカブトガニを手に入れて教材にした可能性がある。剥製がまとまって見つかるのは珍しいという。

 30日は同部員を含む1、2年有志45人が指導役の同博物館学芸員と共に校内で作業した。修復すれば飾ることができそうな4点について、取れていた細長い「尾剣」の部分や甲羅の内側を接着したり、全体にコーティング材を塗ったりした。

 展示の時期、場所は未定だが、同部長の2年田賀快晴さん(17)は「カブトガニは自然環境の悪化が原因で数が減った。人目に付く所に置き、在校生が環境問題に関心を持つきっかけにしたい」と話している。

(2020年07月30日 21時13分 更新)

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