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倉敷の小1が危険物取扱者合格 岡本さん、父と二人三脚で快挙

危険物取扱者試験の丙種に合格した岡本さん
危険物取扱者試験の丙種に合格した岡本さん
 国家資格の危険物取扱者試験に、倉敷市立赤崎小1年岡本咲耶さん(7)が合格した。消防試験研究センター岡山県支部によると、記録が残る2003年度以降、県内の小学生では初の快挙。消防士の父章宏さん(40)と二人三脚で学び、基準をクリアした。

 合格したのは、ガソリンや灯油といった特定の危険物が取り扱える丙種。危険物の性質や法令、消火の基礎知識などを問う択一式の25問が出題される。科目ごとの成績がそれぞれ60%以上で合格。岡本さんが受けた6月の丙種試験の県内合格率は50・4%だった。

 岡本さんは、水島消防署に勤める章宏さんが自宅で消防の勉強を重ねる姿に興味を持ち、4月から試験の準備を始めた。新型コロナウイルスの影響による休校や分散登校に伴い家で過ごす時間が増える中、週4、5日勉強し、週末は1時間ほど2人で一緒に試験対策を続けた。

 6月21日に岡山大であった試験で、岡本さんは「周りが大人ばかりで緊張した」と振り返ったが、間違えたのは1問のみ。丙種より広い業務を扱える乙種(引火性液体に関する第4類)も同時に受験し、3種類の科目のうち「物理・化学」で、あと1問正解していれば合格だったという。章宏さんは「試験の参考書を使い、専門用語はかみ砕いて教えた。普段から本をよく読むことも、問題文を理解するのに役立ったのでは」と言う。

 10月の次回試験で、再び乙種(第4類)に挑む予定の岡本さん。「お父さんが勉強する姿が、楽しそうだったので試験を受けた。学校の勉強ももっとやりたい」と目を輝かせる。

(2020年07月27日 20時57分 更新)

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