山陽新聞デジタル|さんデジ

楽しみな修学旅行「中止」広がる 新型コロナで岡山県内小中学校

楽しみな修学旅行「中止」広がる 新型コロナで岡山県内小中学校
 新型コロナウイルス感染拡大の影響が、児童生徒が楽しみにしている修学旅行へも出始めた。公立では、倉敷市が全ての小中学校で実施しないほか、岡山、笠岡、赤磐、瀬戸内市、早島町の中学校が一部も含めて見送る。実施するかどうかを検討している21市町村の中には「感染状況次第では中止もある」とする学校もあり、今後も断念するところが増える可能性がある。

 倉敷市は、観光地や移動中での感染リスクが避けられないとして、全26中で中止を決めていたが、全63小についても22日、同様の判断とし、各校を通じて保護者に通知した。今後、小学校は代替案として各校で日帰り旅行を検討していく。

 この日、中止を発表した同市小学校長会の千葉照久会長(庄小校長)は「一番大きな行事で苦渋の選択だったが、児童の健康を最優先にした」と話した。

 岡山市は、38中のうち36中が実施しない。後楽館と緑ケ丘中は独自の対応を取る。全89小は来年1、2月への延期を決定している。

 赤磐市は学校ごとに対応を決めており、全5中のうち桜が丘と吉井が9月に予定していた九州・沖縄方面の旅行を取りやめた。桜が丘中は3月から約3カ月間休んだことを踏まえ、「授業時間の不足を修学旅行中止で埋め合わせる。旅行は2泊3日だが、それ以前も準備に時間を取られるので、効果は大きい」とする。

 笠岡市の市立全8中や瀬戸内市の長船中も直近の感染状況などを踏まえて中止を決めた。早島町の早島中も中止したが、代替案として日帰りの県内旅行を検討している。

 このほか、実施の可否を検討中の学校では、井原市は4、5月としていた全5中の予定を9、10月に延期しているものの、「特に中学生は受験もあるので、これ以降の時期への再延期は難しい。感染状況次第では中止もあり得る」とする。

 中止の判断が遅れれば、キャンセル料の問題も出てくる。新見市は、早い学校が9月中に実施するが、最終決定は最長で8月下旬になる見通しのため、キャンセル料が発生した場合は市教委が予算措置を講じて負担するように検討している。

 岡山県教委によると、県立高は各校で対応するが、既に瀬戸南、津山、津山東、邑久、烏城の5校が中止を決めている。

(2020年07月22日 20時11分 更新)

あなたにおすすめ

ページトップへ