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県民生活の制限きつくすることも クラスター初発生で岡山県知事

岡山県内初のクラスター発生を受けて記者会見する伊原木知事
岡山県内初のクラスター発生を受けて記者会見する伊原木知事
県民生活の制限きつくすることも クラスター初発生で岡山県知事
 岡山県の伊原木隆太知事は19日、岡山市内で新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生したことを受け、接待を伴う飲食店のうち感染防止の「業種別ガイドライン」を順守していないものの利用を自粛するよう、新型コロナ特別措置法に基づいて県民に要請した。飲食店側に対してもガイドラインを守るよう強く求めた。対象は県内全域で、期間は31日まで。

 書面持ち回りの対策本部会議で決定した。県によると、接待を伴うホストクラブやキャバクラのガイドラインでは、テーブル席の間仕切りやカウンター席のスペース確保などを定めている。今後、業界団体を通じて徹底する。要請への対応や感染状況をみて、必要に応じて期間延長や内容の見直しを行う方針だ。

 記者会見で知事は、県内初のクラスター発生に「残念の一言。県として大変重く受け止めている」との認識を示した。同県では6日連続で感染者が判明していることから「これまで(県民生活の)制限を緩和する過程にあったが、いったんストップし、場合によってはきつくすることも視野に入れて対応しなければならない」と述べた。

 一方、「あまりリスクがない活動は引き続きしてもらいたい」とし、県立学校の再休校などは考えていないとした。

 岡山市の大森雅夫市長も記者会見し、「ガイドラインを守ってもらうよう個別に指導し、早急に対応してもらう」と強調した。同市によると、保健所職員が接待を伴う飲食店などの店舗を訪れ、ガイドラインに基づいた感染防止策を講じるよう指導することを想定しているという。

 市は今回、クラスターが発生した店の名前を非公表としているが、大森市長は店側の協力で接触者の調査が進んでいると指摘。「現段階で名前が出ると逆に調査の要請に応じてもらえなくなる懸念がある」と説明した。

 岡山県では7月に入って15人の感染が判明。うち20代10人をはじめ、10~30代が13人を占めている。

【新型コロナウイルス 岡山の感染状況まとめ】

(2020年07月19日 22時21分 更新)

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