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GoTo変更、「仕方がない」 岡山県内関係者、困惑する声も

東京向けの旅行商品などを販売する下電観光バスの窓口=岡山市
東京向けの旅行商品などを販売する下電観光バスの窓口=岡山市
 22日にスタートする政府の観光支援事業「Go To トラベル」。新型コロナウイルスの影響で苦悩する観光業界にとって期待が大きい事業だが、17日には高齢者や若者の団体旅行を控えてほしいとし、その前日には東京発着の旅行を割引対象から除外する方針を示した。岡山県内の関連業界は東京を中心に国内での感染拡大を踏まえ「仕方がない」と理解を示す一方、「旅行自粛が心配」「詳しい情報がない」などと困惑する声が聞かれた。

 「岡山駅直結だけに東京からの客は多く、影響は大きい。ただ、感染者があれだけ増えれば仕方がない」。GoToを受け、近く特典付きの宿泊プランの扱いを始める予定のホテルグランヴィア岡山(岡山市)は、戸惑いながらも冷静に受け止める。

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言中、大半の旅館が休業した美作市の湯郷温泉。GoToについて同温泉旅館協同組合の峯平晃行理事長は「客足が戻る中で、V字回復する機会になるとは期待している」としたうえで、「東京の客はそれほど多くないが、旅行自体をやめる人が出てくる方が心配だ」と話す。

 県立高校の多くが修学旅行の行き先に東京を設定している。芳泉高(岡山市)は11月に東京を含む2コースで予定。「今回の東京除外を受け、コースを変えた方が良いとの認識が強まった」と難波英昭副校長は説明する。

 県内最大の観光地・倉敷市美観地区で、古民家カフェやセレクトショップなどを展開する行雲(同市)の犬養拓代表は「東京以外にも感染者が増えている地域はある。まずは少ない地域間で始めるといった工夫があってもいいのでは」と指摘する。

 国内外の旅行商品を扱う下電観光バス(岡山市)。田中雅彦専務は「直前の変更に困惑している面はあるが、感染が広がっている東京に観光で行く人はほとんどおらず影響は軽微」とし、高齢者や若者の団体旅行については「詳しい情報がないので、今は対応のしようがない」とした。

(2020年07月17日 21時44分 更新)

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