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立地適正化計画の原案を決定 岡山市、まちづくり拠点18カ所

岡山市の中心市街地。立地適正化計画原案では中心部などを都市機能誘導区域に定めた
岡山市の中心市街地。立地適正化計画原案では中心部などを都市機能誘導区域に定めた
立地適正化計画の原案を決定 岡山市、まちづくり拠点18カ所
 岡山市は15日、人口減少を踏まえてコンパクトシティーの実現を目指す「立地適正化計画」の原案をまとめた。商業施設や公共施設を集積し、まちづくりの拠点となる「都市機能誘導区域」は中心部(都心)や西大寺、足守、瀬戸など計18カ所に設定。拠点周辺などに住宅の立地を促す「居住誘導区域」を設けた。今後、市民向けの説明会を開き、本年度中の策定を目指す。

 両区域は都市計画(御津、建部地域は対象エリア外)の市街化区域(1万390ヘクタール)内に設けた。都市機能誘導区域(約1700ヘクタール)は、他に北長瀬、浜・原尾島、岡南、庭瀬、一宮、高松、津高、御野、円山、東岡山、上道、芳泉、妹尾、灘崎を選定した。範囲は中心部から800メートルといった徒歩圏内としている。特に中心部(約600ヘクタール)は医療、文化施設やオフィスなど都市機能の集約を促す。

 居住誘導区域(約6800ヘクタール)は、鉄道駅から800メートル圏内などに設定。国の指針を踏まえ、土砂災害警戒区域や河川氾濫浸水想定区域(被害想定2メートル以上)などは除外した。

 区域間の移動を行いやすくするため、公共交通ネットワークの充実も明記した。都市機能誘導区域などの地域拠点に公共交通で30分以内にアクセスできる人口について、2015年度の30万3千人から計画最終年の38年度に36万1千人とする目標値を盛り込んだ。

 15日は市内で有識者らによる都市計画審議会があり、原案を承認。審議で委員から「区域外の人も含めて市民への丁寧な説明が必要」「地価に影響があるのではないか」といった要望や質問が出された。市側は「先行都市から地価への影響があったとは聞いていない」などと説明した。

 市は今後、説明会とパブリックコメント(意見公募)を経て成案をまとめる。市都市計画課は「人口が減っていく中でも生活サービスやコミュニティー維持を図るために必要な計画。市民にしっかりと説明していきたい」とした。

(2020年07月15日 19時26分 更新)

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