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債権者が西山ファーム提訴へ 出資金計1.2億円返還請求

 出資法違反の疑いで愛知県警の家宅捜索を受けた赤磐市西軽部の観光農園経営会社「西山ファーム」=破産手続き中=を巡り、岡山、香川県などの債権者19人が、同社の違法な商法で被害を受けたとして、当時の同社幹部らを相手に出資金の返還を求める訴えを岡山地裁に起こすことが14日、分かった。請求額は総額約1億2500万円に上る見通しで、月内にも提訴に踏み切る。

 西山ファームは農産物を海外で販売する事業への出資金をクレジットカード決済で集め、数%の利益を上乗せして返金するといった預託商法を展開。原告となる債権者は20~40代の男女で、約150万~約1500万円を出資しており、「いずれ破綻すると知りながら出資を募ったのは違法」などと主張する方針だ。

 当時の社長と副社長に加え、顧客のカード決済を請け負っていた東京の会社に対しても損害賠償を求める予定。同社は総額約1億4600万円の決済代金を西山ファーム側に送金せず、社内で留保している可能性が高いという。

 この日は岡山地裁で第2回債権者集会が非公開で行われ、出席した債権者代理人によると、破産管財人が「西山ファーム側の窓口である当時の副社長と5月を最後に連絡が取れなくなった。配当の見通しは依然として立たない」などと説明した。

(2020年07月15日 07時30分 更新)

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