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新彗星「ネオワイズ」撮影に成功 笠岡のアマ天文家の佐藤さん

佐藤さんが撮影したネオワイズ彗星=12日午前3時40分(5秒露光)
佐藤さんが撮影したネオワイズ彗星=12日午前3時40分(5秒露光)
 米国の天文衛星により3月に発見された新彗星(すいせい)・ネオワイズ彗星の撮影に、井原市立高教諭でアマチュア天文家の佐藤司さん(65)=笠岡市=が成功した。国内では北海道、沖縄で観測例があるが、梅雨さなかの本州、四国、九州では珍しいという。

 同彗星は太陽系内を周回し、太陽に近づくほど地球からは強い光に見える。日本からの観察では、太陽に最接近した今月4日で1等級、現在は2等級の明るさで、肉眼でも確認できる。

 佐藤さんは12日午前3時40分ごろ、井原市美星町黒木の山あいで、天体望遠鏡にデジタルカメラを取り付けて撮影。尾を引く彗星が北東の空の雲間に現れた一瞬を捉えた。1週間ほど現場に通ったといい「めったにない明るい彗星なので、何としても成功させたかった」と話している。

 日本で見られる彗星では、1997年のヘール・ボップ彗星(マイナス1等級)以来の明るさ。美星天文台(同市美星町大倉)職員も佐藤さんと同じ頃に撮影した。20日ごろまでが観察しやすいという。

(2020年07月14日 22時24分 更新)

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