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大雨 高梁川沿い中心に避難勧告 高梁、新見市 主要道通行止めも

避難所に身を寄せる住民たち=14日午前7時48分、新見市・唐松公民館
避難所に身を寄せる住民たち=14日午前7時48分、新見市・唐松公民館
避難所の入り口では感染症対策として避難者の体温を測った=14日午前9時43分、高梁市文化交流館
避難所の入り口では感染症対策として避難者の体温を測った=14日午前9時43分、高梁市文化交流館
 活発な梅雨前線による大雨に見舞われた高梁、新見市では14日早朝から高梁川沿いの地区を中心に避難勧告が発令された。両市に甚大な被害をもたらした2018年の西日本豪雨、19年に新見市を襲った局地的豪雨の経験を踏まえ、避難所には住民が身を寄せ、不安なひとときを過ごした。河川の増水や土砂の流入などで主要道の通行止めも相次いだ。

 高梁市は午前6時半、玉川町玉、松山(一部)の両地区210世帯、530人に避難勧告を出した。午後3時半の解除まで一時は玉川小(玉川町玉)や市文化交流館(原田北町)など4カ所に55人が集まった。新見市も午前6時45分、井倉、石蟹など6地区の1024世帯、2304人に避難を勧告。5時間後に解除されるまで4カ所に12人が退避した。

 勧告に先立ち、両市とも大雨・洪水警戒レベル(全5段階)のレベル3に当たる「避難準備・高齢者等避難開始」を一部地区に発令し、早めの対応を呼び掛けた。

 新型コロナウイルス感染症への警戒が続く中、多くの住民がマスク姿で避難所へ。高梁市文化交流館では入り口で市職員が非接触式の体温計で検温し、内部に誘導した。唐松公民館(新見市唐松)の駐車場では、密を避けるためか車内で過ごす姿も見られた。

 玉川小に子ども4人と逃げた女性(40)=高梁市=は西日本豪雨で自宅が浸水したという。「家族も多く、勧告が出てすぐに逃げた。今は無事を願うだけ」と疲れた表情を浮かべた。唐松公民館に民生委員に促されて避難したという男性(86)=新見市=は「自宅裏の川の水位が気になって眠れなかった。足が悪いので不安だったが、ここは安心」と話した。

 午後4時現在、高梁市内では松山―段町間の国道180号4・3キロのほか、奈良備中線など県道3路線、市道玉川落合線が通行止めになっている。高倉町田井の国道180号は山側の土砂が道路の一部に流入した。

(2020年07月14日 18時20分 更新)

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