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仮設入居者 依然精神的不調に悩む 県が倉敷、総社で第2回健康調査

仮設入居者 依然精神的不調に悩む 県が倉敷、総社で第2回健康調査
仮設入居者 依然精神的不調に悩む 県が倉敷、総社で第2回健康調査
 岡山県は13日、西日本豪雨で被災し、倉敷、総社市の仮設住宅に入居している人を対象とした「第2回こころとからだの健康調査」(今年1~2月)の結果をまとめた。心に何らかの課題が「大いにある」「ある」と判定された割合は計50・5%で、1年前の前回調査(52・3%)と比べてわずかながら改善したものの、依然として半数が精神的な不調に悩んでいる実態が明らかとなった。

 心の健康状態に関する質問は「神経過敏」「気分が沈み込み晴れない」など全6項目。「いつもある」「大抵ある」「時々ある」「少しだけある」「全くない」でそれぞれ回答してもらい、各項目の回答を点数化して総合的に課題があるかを判定した。

 項目別では、少しでもあるとした人は、神経過敏64・9%(前回調査比0・6ポイント減)▽気分が沈み込み晴れない60・6%(3・5ポイント減)▽何をするのも骨折り58・2%(3・1ポイント減)▽落ち着かない57・0%(3・1ポイント増)▽絶望的49・0%(2・6ポイント減)▽価値のない人間と感じる44・5%(2・6ポイント増)―だった。

 体の健康状態では「あまり良くない」「良くない」が計26・6%と前回(26・9%)とほぼ変わらなかった。

 このほか、災害の記憶の想起について「過去1カ月、望まないのに災害に関するイメージが頭に浮かんで動揺したか」という問いに、週2回以上と回答したのは計9・5%。サロンやサークルといった組織活動への参加では「していない」が71・2%に上った。

 調査は、みなしを含む仮設住宅に住む18歳以上を対象に実施。昨年11月末現在の1991世帯(前回調査3123世帯)に郵送し、51・7%に当たる1029世帯1925人(1736世帯3662人)が回答した。

 調査時は豪雨から1年半が経過し、生活再建への不安などが強まっているとみられ、県健康推進課は「全体的には改善傾向だが、1、2年で解決できる問題ではなく、さまざまな機関と連携し、重層的に支援していきたい」としている。調査の結果、支援が必要な人には県精神保健福祉センターのスタッフらが対応しているという。

「西日本豪雨2年」特集サイトはこちら

(2020年07月13日 22時33分 更新)

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