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想田和弘監督が舞台あいさつ 映画「精神0」 岡山で上映始まる

作品に込めた思いを語る想田監督(左)と妻の柏木さん
作品に込めた思いを語る想田監督(左)と妻の柏木さん
 引退を決意した岡山市の精神科医とその妻の姿を追ったドキュメンタリー映画「精神0」の上映が10日、シネマ・クレール丸の内(同市北区丸の内)で始まり、想田和弘監督(50)=米ニューヨーク在住=が舞台あいさつした。

 作品は岡山市の精神科診療所を舞台とした「精神」(2008年)の続編。前作で所長だった山本昌知医師が最後の診療に臨む姿や、認知症の妻芳子さんと暮らす日々を通し、老いや病、夫婦愛を描いた。ベルリン国際映画祭でキリスト教関連団体が贈る「エキュメニカル審査員賞」を受賞。当初は5月に上映予定だったが、新型コロナウイルスの影響で2カ月遅れた。

 想田監督は妻でプロデューサーの柏木規与子さん(岡山市出身)と登壇。前作で多くの患者らに慕われる山本医師に強い関心を抱き、「心から患者と向き合う姿に感動して、カメラを回しながら涙があふれた。自分の感じた思いを追体験してもらいたい」と作品を紹介。「コロナ禍が続いているが、マスクの着用などを徹底して今後も映画館を訪れてほしい」と呼び掛けた。

 上映は30日まで。舞台あいさつは11、12日も行われる。

(2020年07月10日 22時07分 更新)

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